赤ちゃんのワクチンと健診のながれ 説明

健診について

ほとんどの健診は、ワクチンと同時に自院で行いますが、
1ヶ月健診は出産した産科で、1才6ヶ月、3才6ヶ月の健診は岡山市が集団健診(案内のはがきが届きます)を行います。

当院では、4ヶ月、7ヶ月、10ヶ月、12ヶ月の健診や、入園前、入学前健診を行います。

ワクチンについて

2ヶ月になったら、早めにワクチンをスタートします。

ヒブ・肺炎球菌ワクチンは命に関わる重症感染症を予防します。

4種混合(百日咳、破傷風、ジフテリア、ポリオ)ワクチンも同様です。

乳幼児期のB型肝炎ウイルス感染は、将来、肝臓癌へ進行するリスクがありワクチンで予防します。

ロタは、当院では2回で終了するロタリックス(ロタテックの場合は3回必要)。ロタウイルス感染症はほぼ100%の児がかかる病気で、激しい嘔吐下痢症以外に脳症や腎不全などが問題とされています。

生後5ヶ月からは、BCGを接種し結核を予防します。

生後6ヶ月からは、日本脳炎ワクチンを接種しましょう。日本脳炎ウイルスは家畜の豚などが保有し、蚊を介して人へ感染します。中国四国地方の豚のウイルス保有率は高く、早めの接種をお勧めします。また、インフルエンザワクチンも開始でき、10-11月中が接種のタイミングです。

1歳のお誕生日を迎え、これまで予定通りにワクチンが進んだ場合、ヒブ、肺炎球菌の追加、麻疹風疹混合、水痘、おたふくかぜを受けます。水痘は半年後に2回目の追加接種を、麻疹風疹混合・おたふくかぜは就学前に2回目の追加接種を。また就学前は、ポリオ、3種混合(百日咳、破傷風、ジフテリア)を接種すればより安心です。

(おたふくかぜ、ポリオ、3種混合は、定期接種のワクチンではなく、実費が必要になります。)