たくさんの予防接種、どうしたらいいの?

同時接種を利用し、早めに病気にかからない準備をおすすめします。同時接種は、複数のワクチンを、手足の違う場所に接種します。どのワクチンの組み合わせても可能、数の制限もありません。例として、生後2ヶ月の赤ちゃんでは、ヒブを右の上腕に、肺炎球菌を左の上腕に、B型肝炎を右の太腿に注射し、ロタを飲む、と4種類のワクチンを1回で行います。
同時接種が心配な保護者の方へのご相談やご対応も行っていますので、ご安心ください。

ヒブや肺炎球菌

化膿性髄膜炎などの重症感染症を予防します。
生後2ヶ月になったらすぐに接種します。

B型肝炎

幼児期に感染すると将来的に肝癌に進行することもあります。
癌の予防になります。
生後2カ月から行います。

ロタ

乳幼児全員がかかる病気です。
重症の胃腸炎や脳症、腎不全を予防します。
生後2カ月からおすすめします。

四種混合

ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオの予防接種
生後3ヶ月より行います。

BCG

乳幼児では結核感染が全身にまわり重症になりがちなので、BCGを接種し予防します。
生後5ヶ月より行います。

日本脳炎

蚊が運んでくる感染症です。
感染症のリスクの高い地域(西日本など)では生後6ヶ月より開始します。

麻疹風疹、水痘、おたふく風邪

1歳の誕生日を迎えたら、早めに接種します。

また追加接種を行うことで、免疫が長く保たれます
追加のタイミングは、水痘は半年後、麻疹風疹やおたふく風邪は就学前

子宮頚癌

ヒトパピローマウイルスによる子宮頚癌はワクチンで7割程度予防できます。

インフルエンザ

インフルエンザは毎年流行します。
毎年秋に予防注射を行い、流行期に備えましょう。

50歳以上の水痘

子どもに使用する水痘ワクチンを50歳以上の方に接種することで帯状疱疹の発症を予防します。

ママとパパの風疹

抗体検査で価が低かったママとパパ、岡山市より接種費用が一部助成されます。
無料抗体検査などもありますが対象者は限られます。
ご相談下さい。

高齢者の肺炎球菌ワクチン

肺炎は日本人の死因の上位を占めます。
65歳(一部の方では60歳)以上で行います。
年齢により接種費用が一部助成される方もおられます。

多くのワクチンが予約不要ですが、一部予約が必要です。
初診の方はまずはご連絡をお願い致します。